雨空を見上げて

文字吐き(メンヘラのすがた)

ちょっと真面目なお話(「共感性羞恥」について)

 2016.08.24の『マツコ &有吉の怒り新党』で「共感性羞恥」が取り上げられました。反響が大きく、Twitterではトレンドにも入っておりました。

 まあわたしもいわゆるそれなんですけども、思うことというか、「共感性羞恥」について考えるところがあったので、今ブログ書いてます。Twitterじゃ文字数足りなかったっていうのと、あと自分用の備忘録も兼ねて。誰かに読んでもらいたい! と思っていない……わけではありませんが、記録として(でもやっぱり「共感性羞恥」が気になっているかたに読んで頂けたら嬉しいです)。

 普段は検索避けやらなんやらしているつもりですが、今回に限りいろいろリンクなど埋め込んでますのでご了承ください。

 

 

 本題に入ります。そもそも、わたしはこの「共感性羞恥」という名称を以前より知っておりました。きっかけはこちらのツイートを拝見したことです。

 このツイート内にリンクのあった記事を拝見したところ、「共感性羞恥」という名前がつけられていることを知りました。

b8270.hateblo.jp

 当時(ツイートの日時から察するに2015年の10月ごろ)、急いで「共感性羞恥」でGoogle検索を試みたのですが、エロ画像系のリンクがたくさんひっかかったので、まだ有名(?)でなかったのだと思います。羞恥というワードに引っ張られたんでしょうか。なので、今回の放送を受けて名称が広がったこと、密かに嬉しく思います。

 

 

 

 怒り新党の中では、「共感性羞恥」の人は10%ほどとありましたが、Twitterで「共感性羞恥」を検索してみると思ったよりも多くのユーザーが「自分もそうだ」とツイートしていらっしゃるのを確認致しました。そんな中、TLで見かけたこのアンケートが興味深かったです。

 わたしが投票させていただいた時点では、70%くらいの人が「そうである」に入れているようでした。

 めっちゃいるやんけ!!!!!!!!!!!!!!!!

 しかし、怒り新党の調査は1080代と広範囲で、このアンケートに回答している人の年齢層はおそらくもっと狭い範囲だと思います。ふと思ったのが、「共感性羞恥」になる人は、世代や趣味などで差が出るのではないかということ。若い人だったり、アニメやマンガを見て感情移入することが多かったりするかもしれないオタクだったりの方が、「共感性羞恥」になりやすかったりするのではないのでしょうか?

 残念ながらわたしは専門ではないので憶測に過ぎませんが、気になる点ではあります。

 

 

 前述しましたはてなブログの記事内に、いくつかのリンク先がありました。

blog.livedoor.jp

togetter.com

 これらの中には、様々な「こんなシーンがだめ」というものがあります。少し挙げさせて頂きますと、「『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』の中で主人公が行動を起こすシーン」「『ドラえもん』ののび太くんがいじめられるシーン」「ドッキリ企画番組全般」などがありました。どこで拝見したか忘れたのですが、『Mr.ビーン』がだめ、という意見もあった気がします。

 じゃあこの記事を書いているわたしは何がだめなのかというと、「この人この後絶対恥をかくだろうな」というシーンが苦手です。具体例を挙げると、2016年3月に放送されました『スミカスミレ』というドラマのワンシーンが完全にだめで、それはもうキツかったです。どんなシーンだったかというと、

 カラオケに行ったことがなく、リモコンの操作方法が解らない主人公。他の人が歌っている最中にリモコンを操作しようとする。

 というシーンです。どうしてこのシーンがだめだったかというと、

 この後主人公がリモコンを誤操作して、他の人の歌を止めちゃうよね!!!!!!!!!???????

 と思ったからです。それで恥をかくだろうな、まで考えました。大変申し訳ないのですがシーン的に無理でしたので高速でチャンネルを回してしまい、結果がどうだったのかは見ておりません。

 

 他にもいくつかこういうシーンを見てチャンネルを回した記憶があります。ですが、前述した「ドッキリ企画」なんかは、意外と大丈夫だったりします(ものによってはだめだったりもしますが)。

 思うに、これまた完全に憶測ですが、「共感性羞恥」の中にもいろいろなタイプのかたがいるのではないのでしょうか? わたしは『スミカスミレ』のようなパターンは苦手ですが、ドッキリ企画や『 Mr.ビーン』なんかは大丈夫です。逆に、『スミカスミレ』は大丈夫でも、ドッキリ企画はだめというかたもいるのではないかと思います。

 

 

 長々と書いてしまいましたが、「共感性羞恥」は、解る人には解ってもらえますが、そうではない人にはまっっっっったくと言っていいほど伝わりにくいものです。ていうか実際そうでした。けれど実際にわたしは挙げたようなシーンが苦手で、見るだけで気分が悪くなることがあります。それを、否定しないでほしいのです。理解してとは言いません。ただ、否定だけはしないでほしい。否定されてとてもつらかった記憶があります。「そんな考え方をするなんておかしい」と言われたことがあります。悲劇のヒロインぶってるとかではなくて、マジで。「へーそうなんだ大変だね」で済ませてくれればそれでいいです。

 心理学? 精神学? 浅学なもので詳しくはないのですが、今回話題になったことをきっかけに、「共感性羞恥」について研究してくださる専門のかたがいらっしゃったりしたら嬉しいなと思います。単純に、どうしてこういうことが起きるのか、パターンがあるのか、気になっているからです。

 

 最後に、少しでも「共感性羞恥」というよく解らない感情について知っていただければ嬉しいなと思います。

 記事中にて『スミカスミレ』のワンシーンについての個人的主観を記述しましたが、シーンや作品を否定する意図はございません。ご了承ください。

 

8月24日(水) マツコ&有吉の怒り新党 - YouTube

金曜ナイトドラマ スミカスミレ 45歳若返った女|テレビ朝日

 

 

 ちなみにここまで一度全部書いたのに別の窓でエラーが発生したんだかなんだかでブラウザ強制終了して今3,000文字書き直しました。なんでやねん。お後がよろしいようで(よろしくねえ!)。おやすみなさい!

 

 

2016.08.25 11:07追記

 あまりに苦手すぎて記憶から抹消してたんですけど、わたしネズビットの『砂の妖精』が本当に無理でした。1991年にBBCで製作されたドラマ?(映画?)の日本語吹き替え版を拝見したことがあるのですが、子供たちが魔法をかけてもらった後から起きる出来事がマジで無理すぎてつらかったです。

 まあそれだけなんですけど、一応追記。